2010年2月6日土曜日

高血圧と糖尿病

脳卒中は日本人の死亡原因の第3位を占めています。
さらに治療のために病院にかかる病気の中で最も多いものです。
また認知症の患者数は日本の高齢化に伴い、アルツハイマー病を中心として増加する一方です。
一見関係のない脳卒中と認知症ですが、原因となり得る因子(危険因子)は共通していることが最近分かってきました。

認知症と脳卒中 共通の危険因子

共通する「危険因子」を一つずつ取り除くことが、元気で長生きする秘訣(ひけつ)です。
以下に具体的な危険因子と、その療法について挙げてみましょう。

 糖尿病が認知症の原因に挙げられることが、しばしばあります。
この病気は体中の血管をぼろぼろにし、目や足の血管も詰まらせ、心臓では心筋梗塞(こうそく)の、脳では脳梗塞や脳出血の原因となります。
腎臓にも影響し、血液透析に至る最大の原因ともなります。
治療の原則は食事療法、運動療法と薬による治療です。
サイレントキラーと呼ばれるように、痛みなどの症状を出さずに知らないうちに病気が悪化します。
早く専門医で受診して治療を受けましょう。

 高血圧も全身に悪い影響を及ぼします。
脳卒中、認知症や心臓病の原因です。
さらに腎臓、目、体中の動脈にも悪い影響を与えます。
単に血圧が高いだけではほとんど症状が出ないため、しばしば治療が遅れます。この治療も糖尿病と同じ食事療法と運動療法です。
塩分を控えた食事をとり、よく運動しましょう。
しっかり歩くといいでしょう。それでも血圧が下がらないときは、薬を飲みます。
最近の降圧剤は副作用のない優れたものばかりです。
放置せず専門医のアドバイスに従って、薬を服用してください。



高血圧と肥満は、早めに体質改善を実行しましょう。

限りある命を大切に。



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