小野不由美さんがお書きになった小説『屍鬼』が、週刊少年ジャンプで藤崎竜さんによってコミカライズされていましたね。コミックス内で、主人公の父親が、谷山浩子さんの名曲『ウミガメスープ』を口ずさんでいたとき、即座にプレイヤーを起動してエンドレスBGMにして続きを読みふけりました。
コミカライズにあたり、多少のストーリーの改変がありましたけれども、(趣味の範囲とはいえ)文字書きとしては全然アリアリなんですよね。もちろん原作を愛する気持ちは理解できますので、その点に由来する感想を批判するつもりは毛頭ありませんが、個人的には、というオハナシ。
小説として面白い作品をそのままコミックスにしても、原作そのまんまに面白いとは限りません。小説には小説独自の、コミックスにはコミックス独自の、魅力的な見せ方や展開がありますし、もちろん俗的な意味でのタブーもあります。禁止はしていないが、やめておいた方が身のため読者のため、ということですね。
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